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5月2日にひっそり日本のeショップで販売された
タンブルシード皆さんもう遊んでますか?
とりあえず紹介動画を見てみてください。
 

なんだかおしゃれな映像でセンスのいいBGMが聞こえてきます。
いかにもsteamで売られてそうなサブカル臭のするインディタイトルだと思うことでしょう。

ルールは簡単あなたは種を1本の棒の上で転がし
その棒の左右を器用に上下させ
障害物を避けて1000フィートの頂上を目指すだけ。

とっても簡単ですね?

あなたが注意することは
大地に空いた穴を避け、道をふさぐ芋虫を避け、どこまでも追いかけてくる蛇から逃げるだけです。

たまに弾幕が飛んできたり、地雷が埋まってたり、足場が崩壊したりもするけど
気合とちょっとの経験で回避することがきっと可能になるでしょう。


操作に必要なものは
LスティックとRスティックそれと
貴方の冒険をサポートしてくれる様々なシードを切り替えるためのAボタン
たった3つだけです。

とっても簡単ですね

このゲームはアクションローグライクってカテゴリーになってますが
これの何処がローグライクなんだって皆さん最初は口にします。

ではなぜこのゲームがローグライクなのかを説明しましょう。


主人公の種は様々な種類がありその種には特殊な力が備わっています。
種の能力を使うためにはこの世界の通貨、クリスタルが必要です。
貴方はクリスタルを集めなければいけません。

道中には種の力を1度だけ発動できるエリアが無数にあります。
具体的にそのエリアの名前が決められていないのでわかりやすくここでは【畑】と言わせてもらいます。


貴方は道中注意しなければならないこと

1.穴に落ちない事

穴に落ちてしまうとそのエリアの最下層まで落ちてしまいます。
穴に落ちると棒の右に表記してあるハートが1つ無くなります。
ハートが0になったらゲームオーバーです。

2.攻撃に当たらない事
貴方の前には無数の敵が存在します、特定の軌道で道を塞ぐもの、弾を飛ばして威嚇するもの
近づくと自爆するもの、様々な攻撃で貴方を苦しめます。
何度も死んで動きや習性を覚えましょう。このゲームでは経験こそが力になるのです。


3.種の能力を使い障害を排除する事
種
貴方は種の力を借りて様々な困難に打ち勝たなければなりません。
まずは最初から持っている4つの種の能力を熟知することから始めましょう。

フラッグの種
畑に旗を立てることが出来ます穴に落ちたら振り出しまで落下してしまいますが旗があればそこから貴方は冒険を再開できます。ロッククライミングの命綱を打ち付けるアンカーの様なものだとイメージしましょう。
能力発動に必要なクリスタルは1つ

トゲの種

初期装備の種の中で唯一敵に攻撃が可能な種です、クリスタルを畑で1つ消費することで回転する棘を種の周りに発生させることが可能です、棘は最大10個まで発動可能ですが種本体にダメージを受けたり穴に落ちるとすべての棘は落ちてしまいます。
敵を倒すとクリスタルを落とすので積極的に倒していくとクリスタルはおのずと増えていきます。


クリスタルの種
手持ちのクリスタルが無いときに3つの畑で発動することで2つのクリスタルを発生させます。
3つの畑で2つなので基本的には攻撃手段を優先したほうがクリスタルは稼げますがどうしようもないときの延命処置のようなものだと思ってください。
クリスタルを生み出すための種なので発動に必要なクリスタルは0です。

ハートの種
畑で発動させることでハートの器を4分の1だけ回復し体力が満タン状態で発動させると器の最大量が増えていきます。体力は増えれば増えるだけ貴方の旅は有利になるので隙さえあればクリスタルの残量と相談しつつ最優先事項として積極的に利用しましょう。消費クリスタルは1ですが器は4分の1ですので実質ハート1つに4つのクリスタルが必要になります。


山頂を目指す

敵が邪魔をする

敵を倒すためにクリスタルを拾うor生み出す

能力を発動させる

敵からクリスタルを手に入れる

フラッグを建てるor体力増やすorクリスタルを増やす

このように、山頂を目指しつつ穴を避け敵を倒し旗を建てクリスタルを増やすこの一連の判断を
貴方は種のバランスをとりながら考え続けなければなりません。

うわぁ…なんだか難しそうだなぁと貴方は思うでしょうけど
大丈夫です、人間は慣れる生き物です。


ちなみに種の種類は30種類以上あります
大丈夫です簡単です



簡単だ簡単だって言ってもどうせ嘘なんでしょ?
いつもそうやって引き込もうとそういう言葉を使うんだよ…って思ってる貴方

嘘をついて後でクレーム来ても困るので正直に言いますが
正直種の能力や状況判断はすぐに慣れます。
これは本当です、遊んでるうちに貴方だけの必勝パターンが見えてきます。

問題は種を転がす操作性です、コロコロと小さな種がかわいく転がるんだろうなと思うでしょうが
とんでもありません、その思い込みが貴方を殺しにかかってきます。
貴方が転がすのは小さな木の実なんかではありません

重い鉄の玉…あるいは石の玉のような挙動が貴方のメンタルを蝕んでいきます
なかなか転がらずに動き出すと決して止まることはありません
右に加速した種を止めるために左に傾けても止まらず
傾けすぎると一気に落下して今度は左に転がり落ちていきます。
穴を避け敵を攻撃しクリスタルを回収するすべてをこの操作で行わくてはならないのです。

その操作のイライラは誰しもが味わい超えていかなくてはならないのです。

でも大丈夫です3日、3日間私を信じで遊び続けてください
人間の脳は偉大です必ず貴方は適応者になるでしょう

子供が自転車に乗れるようになるように貴方も思いのままに走り回れるようになれるでしょう。

ステージ3



この操作の違和感の原因は2つあります

1つ目はビジュアルと挙動の不一致
2つ目スティック操作で行う傾け操作への苛立ち(なぜ傾きセンサーを使わせないんだ等)

この思い込みを頭から薄める、あるいは納得させるための
ウンチクを1つ聞いてほしいです。
それはこのゲームがとある日本のメーカーが34年ほど前に作った
エレメカ(ピンボールマシーンなど)へのリスペクトを元に作られたゲームだということです。



Ice Cold Beerというタイトーが1983年に製造した
ビールの泡をモチーフにしエレメカこれこそが
TumbleSeedが模倣したものであり
ジャイロセンサーという技術を使わずアナログスティック2本で操作し
鉄の球のような重さのある動きを種がするかの答えなのです。

驚くべきことに2017年最新機種である任天堂switchに出たこのゲームの
操作性やゲーム性は34年前の日本のメーカーが
アメリカのBARに置いて酔っ払い向けに作られたゲームそのままなのです。

つまり種が重いのも操作がアナログスティックなのもすべて意味があり
実在に存在する動きで開発者の調整ミスではないということです。

もちろん、「それがなんだ操作が難しいことへの言い訳にはならないだろ」という意見もあるでしょう
その通りです、でもこれを理解してるかしてないかで適応しやすくなります。本当です

「今動かしてるのは鉄の玉」「30年以上歴史のあるゲーム」と自分に言い聞かせましょう。

公式サイトも開発者も表立っては言ってませんが
switch版のユーザーだけにはちゃんとヒントを与えているのです。


それがHD振動です

このゲームはHD振動に対応しています、貴方が種を転がすとき
貴方が感じることが出来る振動それは重くざらついた振動です
鉄の玉が転がる振動に感じるかもしれません、石臼を回した時のような振動に感じる人も居るでしょう
そしてもう一つ感じてほしい振動があります、それはあなたの操作する種が穴に落ちてしまった時の振動です
コツンと何かに当たったかと思ったらガコンガコンと転がり落ちていくのを感じることができるでしょう。
私にはその衝撃がピンボールで球をロストしてコンテニューするときの筐体の裏を今転がってるなと感じれたあの鉄の玉の鼓動そのままに感じるのです。

ぜひ開発スタッフのエレメカへの愛を感じてほしいです。


最後に一番大事なことをいうのを忘れていました。
このゲームの最大の魅力はオンラインランキング機能にあります。

この記事を書いている
現在8000人弱のプレイヤーがこのゲームに参加して
表面的なクリアである1000フィートに達成したプレイヤーはまだ10人しかいません。

なぜ表面的なクリアという表現を使ったのかというと
実はこのゲーム裏面があるのではないかと海外プレイヤーが謎解きを始めています
私もその片鱗を見つけることに昨日成功しましたがそれでもまだ未知数です。
そもそも私はまだ386メートルまでしか行けていません。
日本人はまだ誰もクリアしていません(最高920フィート)、ローカライズされてないので
日本人プレイヤーが少なく知識が共有できないからです、助けてください。

あとランキングには2種類あってアドベンチャーモードとデイリーの2種類あります。

アドベンチャーモードはステージや種の出現がランダム生成のモード
デイリーは1日1回しか挑戦できないが世界中おなじ条件のチャレンジモードです
このデイリーが1発勝負の面白さと毎日起動したくなるちょうどいいバランスでおすすめです。
フレンドランキングもあるから友達と競うとさらに面白いです。

必ず10人に買わせましょう

全クリなんてまず無理ですから自分の限界を競い合うゲームだと割り切ってください。
もしも貴方が1000フィートを超える英雄になれたなら公式ツイッターがあるので
スクリーンショットをコメントと一緒に送り付けてやりましょう「Fuck you!
」と。

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ここ20年で最高難易度のデスゲームです
みんなを道連れにして日本人の維持を見せてやりましょう。


なんでどのゲームサイトもこの最高のゲームをレビューしないんだ?
そういう怒りだけでこの記事を書きました。